
フィリピンでは、いろんなところで必要のない経費
(フィリピン人がだましとろうとするお金)がかかります。
移民局でもそうでした。・・・
現在申請中のため、移民局から面接があると手紙が届きました。
そのとき私は妻の実家に約一ヶ月間遊びにいっていたので
その知らせが届いたことを知りませんでした。
それで移民局に一ヶ月遅れていった時のことです。
ある受付の女性(おばさん)が、事情を説明すると横にいた男性に
例の目つき(これが合図です。)で目配せしました。
私は昔、ボディガードの経験があり、人の動作や目の動きで人の
考えていることが大体分かります。
タガログは残念ながらまだよく分かりませんが、よくない状況だと
分かりました。
それでしばらく外で待っていろということです。
だいたいこのような場合かなり待たされます。
それでこちらからこっそり、いくらかかりますか?と切り出すのが
こういうときの対処方法です。
(フィリピンに慣れている欧米人はこの方法をよく使います。)
もしお金を使いたくない場合は怒るしかありません。
(しかし実際怒ると疲れますし、うまくいかない場合があります。)
それで私たちはどうやって切り抜けたかといいますと・・・
ある男性従業員が呼びにきました。
オフィスに入ると案の定、そのおばさんは強気で
「もうこの申請は無効で、ご主人は日本に帰るしかありません。」と
切り出しました。
そこで妻は「分かりましたが、そこを何とかなりませんか?必要なら
今度来るときに何かおみあげを持ってきますよ。もしどうしてもだめなら
以前も助けてくれた移民局のリーダー●●さんに頼んでみます。以前も
助けてくれましたので・・・」と冷静に自然と話しました。
おばさんも顔つきは急に変わりました。
もしこのことがばれたらくびになるかもしれないからです。
だいたこういう場合、その部屋にいる知っている人たちとお金は
後で山分けで、上司はもうかなりリッチな暮らしをしているので
知らない場合が多いのです。
「冗談よ。」とおばさんは言いながらことはその後スムーズに進みました。
私たちはビジネスをしていますのでこういった状況を冷静に
危険なトークで切り抜けることはよくあります。
最後に「また来たときにあなたにご質問あるかもしれませんの
でお名前は?」と聞きましたが、おばさんは今度は他の人と話して
くださいとおびえている感じでした。
フィリピンではいろんな政府機関で不正が蔓延しています。
大統領もそのことには激怒していてすこしずつ変わっていっては
いるみたいですが、この国の貧富の差が激しい環境では貧しい
市民は生き延びるために善悪思考が麻痺してしまっているのでしょう。
ただいえるのは経済的に豊かな国でも同じようなことはありえます。
本当に必要なのは経済的豊かさと精神的豊かさの両方です。
これを実現できる社会とは・・・?